事業用貨車

車掌車
車掌が乗り込んで業務を行います。
車掌室付き有蓋車と同様に、貨物列車の最後尾に連結されましたが、現在では一部の特殊なケースを除いて貨物列車に車掌が乗務しなくなったために連結されなくなりました。
記号:ヨ
雪掻車
積雪地で機関車に連結して除雪を行います。
旧国鉄では除雪用機関車やモーターカーに移行してJR移行直後に消滅し、東北の一部私鉄で保有するのみとなります。
記号:キ
検重車
貨物駅にある秤の校正をするための分銅を積んでいます。
分銅を出し入れするために小型クレーンを持っています。
以前は衡重車と称し記号は「コ」であったが、コンテナ車に記号を譲っています。
記号:ケ
工作車
駅などの設備の修繕や橋などの架け替え工事などの際に、現場に滞在して作業基地として使われた車両です。
工作機械積載車・材料積車・炊事食堂車からなります。
1953年の改正で事業用客車と事業用代用有蓋車を統合して設定されましたが、その後事業用代用貨車からの改番が見送られた事や老朽車の廃車があり1972年度に消滅しました。
記号:サ
救援車
事故の復旧用資材を積み込んで、車両基地に待機しています。
電車や客車にもありますが、貨車の車種としては1970年頃に消滅しています。
余剰の有蓋車や荷物車が代用されることが多いです。
記号:エ
操重車
橋梁工事や事故の復旧用に大型のクレーンを持っています。
通常は車両基地に待機しています。一部に自走可能なものがあります。
記号:ソ
控車
貨物列車の入れ替えの際に作業員が乗り込んで誘導をしたり連絡船に貨車を出し入れする際に桟橋に重量のある機関車が乗らないようにするためのスペーサーとして使われました。
記号:ヒ
歯車車
アプト式時代の碓氷峠で、ラックレールにかみ合う歯車でブレーキをかけて、列車のブレーキ力を高める目的で使われました。
空気制動の普及により1930年度で廃止されました。
記号:ピ
職用車
事業用車両の内で、他に分類されない車両のことを言います。
この分類は貨車だけでなく、電車・気動車・客車にもあります。
記号:ヤ