無蓋貨車

無蓋車は、屋根がなく露天で貨物を輸送する貨車です。
木材や砂利などを主に輸送します。
あおり戸と呼ばれる、荷役時に倒すことができる戸を持っているものが多いですが、開閉方式には他にも様々なものがあり、また側面の板を撤去した車両も存在しています。
機械類であっても、上に防水カバーを掛け無蓋車で輸送することがあります。
土砂を輸送する無蓋車については、あおり戸の高さが違っていたりダンプカーのように荷台を傾けることができるようになっていたりと構造が若干異なり、土運車として区別されることがあります。
長物車
長物車は、側面にあおり戸などがついていないフラットな貨車です。
木材やレールなど長いものを輸送するために使用し、側面に貨物の転落防止用の柱を立てることがあります。
車両の輸送で使用することもあります。
コンテナを積載する車両も当初は長物車に分類されていました。
コンテナ車
コンテナ車は、外見は長物車に近いですが、コンテナを積載するために作られた貨車で、コンテナを固定するための緊締装置が備えられています。
鉄道貨物輸送のコンテナ化に伴い、近年製造される貨車の多くがコンテナ車となっています。
車運車
車運車は、自動車を搭載するための貨車です。
工場で完成した車両を販売地や輸出港へ輸送するためのものと、トラックやトレーラーを積荷ごと積載して輸送するピギーバック輸送のためのものがあります。
完成した車両の場合、送用には2階建てになっている車両を用いていましたが、近年では車を専用のコンテナに積載して輸送する場合が多いです。
またカートレインでは、車の汚濁防止と安全性の確保のため、車運車ではなく有蓋車が用いられています。
大物車
大物車は、タービンや変圧器など、特に大型の物を運ぶために造られた特殊な貨車です。
様々な形態の車両が大物車に含まれ、中には貨物の容器自体を車体の一部として利用する形式の大物車もあります。